FOMA について

2004年10月14日木曜日

たまにはこんなお話を。

FOMA って、ただの携帯電話じゃないと思うんだ。なんていうかさ、マルチメディア機器。パソコンや PDA の仲間。普段、携帯電話として使っているのは、そのうちの一機能に過ぎないんじゃないか、って。それを感じさせてくれるのが SH2101V や F2611 とか、ちょっと変わった端末。この他にも、PC に挿して使うカード型の端末もあるんだよね。

おなじみの携帯電話型を含めたそれらの FOMA 端末にはすべて、FOMA カードっていう IC カード(USIM カード)が入っているのは、使っている人なら知っていると思う。新しい端末を買っても、そのカードを入れ替えれば、自分で機械を変えて使えるってこと。機種変更が自分でできちゃうの。機種変更の際の手数料がいらないけれど、まだ端末自体の価格が mova ほど安くなってはいないんだよね。でも新しく契約するときは安いんだよな、案外。

さて、携帯情報端末としての FOMA。FOMA はパケット通信速度・上り 64kbps、下りでは 384kbps で通信(高速パケット通信)できるのが特徴なのだが、先ほどの F2611 やカード型にいたっては上りも 384kbps になるらしい。ちなみにパケット通信方式は接続時間に関係なく、データをやり取りした量で課金。もうひとつ用意されている 64K データ通信ってのは、接続時間に比例して課金されるんだが、通信は ISDN 並みに安定しているらしい……っていうか ISDN でしょ? って感じです。

電話としての基本性能もしっかり押さえていて、固定電話並みの通話品質を確保しているらしい。まぁ、実際、mova より FOMA で話したほうが楽だわ。割と自然に聞こえます。PHS からケータイに乗り換える予定の人は、迷わず第3世代ケータイをお薦めします。第2世代ケータイを選んで音質で落胆してほしくないから。

FOMA カードを入れ替えていろいろな用途に使えるってことで、別に携帯電話の形をしていなくてもいいわけで。そのうち、FOMA =携帯電話っていう認識が薄くなるかな。FOMA だと mova よりもいろいろな可能性があるんだってこと、もっと広く知れ渡ればいいな。

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