フレームについて

2005年01月18日(火)

Web サイトで結構使われているものとしてフレームがありますね。

フレームを使う理由としては、メニューリストを同じ場所に表示させておきたいとか、サイトを見てもらっている間は音楽を演奏させていたいとか、携帯電話などフレームに対応していない UA (ウェブ・ブラウザなど) からのアクセスで振り分けたいなど、いろいろな事情があると思います。

ただ、HTML 4.0 以降の話ですけど、フレームを使うのは Strict じゃないんですよ。a 要素の target 属性が非推奨で、リンク先は新しいウィンドウで開くより、同じウィンドウで開くようにしたほうがいいみたいです。新しいウィンドウで開きたいなら、右クリックで出てくるメニューから選択するか、Shift キー (場合によっては他のキー) を押しながらクリックすればいいわけで。ユーザーには「新しいウィンドウで開く」という選択肢はあっても、「同じウィンドウで開く」という選択肢はないんですよ。ウェブ・ページの制作者はなんでもかんでも新しいウィンドウで開くようにしないほうがよろしいかと。個人的に素敵だなと思っているのがまたたび.wsさん。リンク先を新しいウィンドウで開くかどうか、自分で決められます。

フレームを使うと必ず target 属性でリンク先をウィンドウを指定しなければならないのですが、注意が必要なんですよ。特に自分のサイトから外部のサイトへリンクするとき。

もし間違って、他人のサイトが自分のサイトのフレーム内に表示されてしまったら……。これは、場合によっては著作権の侵害になる恐れがあります。他人のものを自分のものとして表示してしまうわけですから。気をつけましょう。

俺なら、これからウェブ・サイトを作ろうと思っている人にはフレームを奨めません。できることならば Strict で作ってほしいと思います。

XHTML 1.1 では target 属性が廃止されています。これはフレームが撤廃されたことを示していますが、DTD (文書型定義) を自分で定義することによってフレームを使えるとか。そこまでする人知りませんが。

俺も以前はフレーム & テーブルレイアウトで、CSS にはまったく興味ありませんでしたが、正直なところ、フレームって初心者にはちょっときついと思いますよ。まぁ、フレームを使う、使わないってのはあくまでも個人の自由なんで、俺がうるさく語ることでもないかな、と。ただね、target の指定には気をつけてくださいよ!

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